インプラントQ&A

インプラントを埋める手術はどんな風ですか?

手術は痛いのですか?

歯を抜いたりするときと同じように局所麻酔を行います。手術をしている場所の痛みはありません。
ただ、手術中、唇とか頬っぺたを引っ張ったりすることが若干苦痛になるかもしれません。個人差がありますが、紫色の紫斑が出る場合があります。

手術時間はどれくらいですか?

1本埋める手術だと、局所麻酔をして、手術が始まりインプラントを埋め、傷口を縫って終わるまでの20分程度です。しかし、3本だと40分ぐらいで、3本だからといって単純に1本の時間の3倍になるわけではありません。

今まで歯を抜くだけでも怖くて大変だったのですが、手術を受ける良い方法はありませんか?

静脈内鎮静剤といって、点滴から静脈の中にお薬をいれ、半分寝たような状態で手術を受けることができます。
帰宅時には静脈から入れたお薬は完全に切れ、安全な状態を確認させていただきますが、念のため、どなたか付き添いをお願いするかあるいはタクシーでのご帰宅をお願いしております。

全身麻酔で手術をしていただけるのですか?

全身麻酔を希望される患者さんには、大学病院を紹介させていただき全身麻酔下での手術を行うことができます。但し、安全のため入院が必要になる事が多いです。

静脈内鎮静法とか全身麻酔の料金は手術料金に含まれているのですか?

別料金になっております。
歯科麻酔専門医に依頼する場合、静脈内鎮静法が1回¥70,000円+税=¥73,500円で全身麻酔は保険点数の10倍+税=おおよそ¥70,000円~¥100,000円ですが、全身麻酔をかけている時間との関係もあります。
また、入院費用も保険が適応されませんので、基本料金は1泊食事代込みでおおよそ¥20,000円(税込み)です。

インプラントを埋める手術による障害、後遺症はないのですか?

下アゴの場合、アゴの骨の中に太い神経と血管の束があり、この神経は下唇の知覚を司っています。
そのためインプラントを埋めるときにこの神経を傷つけると下唇がしびれてしまいます。手術の前の検査でこの神経と血管の位置を詳しく調べますので、直接傷つけ唇のしびれが出る可能性は非常に低いです。
ただし、一時的な麻痺感が出ることはあります。これは、早ければ1週間で、長くても3ヶ月ほどで消失することがほとんどです。
上アゴの場合は、下アゴに比べ骨がやわらかいので、特殊な方法で骨にインプラントを埋める穴を作っていきます。そのとき「コツコツ」とたたく場合があり、これにより若干「めまい」が生じることが稀にあります。
ただし、この様な症状が現れた場合は、手術当日できるだけ安静にしていただければ、早く消失させることができます。又、サイナスリフト(上顎洞底粘膜挙上術)の施術後は若干の鼻出血、鼻づまり感が出る場合もありますが、自然におさまることがほとんどです。